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妹背牛町

佐藤鋳工株式会社

2015/01/05 Update

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鉄を溶かして砂で固める!?

鋳物とは、加熱して溶かした金属を型に流し込み、必要とする形に仕上げた製品。のどかな田園風景が広がる妹背牛町で、砂でつくった型と鉄を使い、自動車・農業機械・一般産業機械の部品などの製造を行うのが佐藤鋳工。昭和30年に石炭ストーブの部品を製造する会社としてスタートし、北海道で初めてかつ唯一の自動車量産鋳鉄部品メーカーです。

お話を聞かせてくれた人

製造部製造1課鋳造1グループ 主任/鋳造技師 原幸雄さん

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「こんにちは」と、ちょっぴり照れたような笑顔で出迎えてくれたのは入社6年目となる原幸雄さん。お隣の深川市出身・在住で、主に自動車部品の生産ライン管理を担当しています。最新機械を用いた量産部品と手作業による少量部品、いずれもこなす頼れる職人さんです。

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鋳物って、どんなふうにつくるの?

まずは鋳型をつくります。金型に鉄枠をのせ、砂をすき間なく詰めていき、砂が固まった後に金型から外すと、鋳型になります。あとは、そこに高温で溶かした鉄を流し込み、冷えるのを待って取り出し。最後にバリを取り、塗装をして出来上がりですね。ものすごく簡単に言うと(笑)。鋳型が正しい形に出来ているか、鉄の温度や成分などは正しいか、管理するのも僕の仕事です。

※バリ…鋳型の合わせ目などに出来る不要な出っぱり

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工場が2つあるんだそうですね?

当社の工場は第1工場から第3工場まであり、そのうち、昔ながらの手作業で製造を行うのが第1、近代的な機械を使った量産を行うのが第3、機械加工や塗装、検査を行うのが第2工場です。入社後はまず手作業での仕事を身に付けます。手で砂型を込めて、砂の良し悪しや型の出来ばえを五感でしっかりと感じ取るんです。それが出来るようになって初めて、機械化された工程でもちょっとした変化や異常が分かるようになりますから。

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げげげ、ほんとに砂だあ。

砂で型づくり? 崩れないんですか?

砂にはデンプンや水分を混ぜて固めていますから大丈夫ですよ。触ってみますか?ほら、硬いでしょ。でも使い終わったら、崩して砂以外の成分を除いて再利用しますよ。砂って本当に素直で…。機嫌が悪い時や体調が悪い時って、ふくれちゃって「弱い」砂型が出来ちゃったりするんですよ。砂の込め方が甘ければ、湯(溶かした鉄のこと)の圧力に負けて崩れることもありますしね。

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うわっ、鉄が溶けてるべあっ!

すごい温度なんでしょうね…。

はい。型に流し込む鉄はおよそ1500度。温度管理が大事なほか、加熱して溶かす前や溶かして型に流し込む前には、別の原料などが混入していないか成分分析を行います。小さい湯玉が飛び散るし、ちょっとした気の緩みが大事故につながりますから、どの工程でも気は抜けません。保護具の着用や声掛けの徹底と同時に、日頃からはっきりと大きな声を出してコミュニケーションを取ることも大事にしています。

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鋳物の良さって、やっぱり加工性の良さだと思うんです。求める形がつくりやすいでしょう。大昔からからある3Dプリンターみたいなもの。そうそう、日本最大の鋳物って奈良の大仏なんですよ。あれは鉄ではないですけれど。自分のつくったものの良し悪しがはっきり目に見えるのが、この仕事のやりがい。それにこの会社は社長をはじめ、いい仲間ばっかりだから、いい物づくりが出来るんだと思います。

鋳物ってすごイモノだなあ!

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